施設介護員

介護 職業分類:08_050-00 信頼度 ★★★★★

高齢者や、障害があり自立して日常生活を送ることが困難な人など、社会福祉施設に入所したり通所で利用する人々の世話をし、話し相手ともなる。

平均年収
388万円
レンジ 279〜632万円
最高年収の目安
632万円
上位10% 551万円
5年後の予想年収
461万円推定
2031年
10年後の予想年収
547万円推定
471〜635万円
将来性
69/100
★★★☆☆ 高い
AI代替リスク
5%
非常に低い
求人需要
非常に高い
有効求人倍率 3.84倍

仕事内容

高齢者や、障害があり自立して日常生活を送ることが困難な人など、社会福祉施設に入所したり通所で利用する人々の世話をし、話し相手ともなる。
 基本的な仕事は、施設の利用者がより自立した生活を送れるよう、援助していくことである。
 生活全般の自立が難しい場合には、食事、入浴、排泄の世話をはじめ、身体を動かす必要のあるときには介助し、清潔を保つなど、様々なケアをする。目の不自由な人には、読み書きの代行をしたり、歩行が不自由な人には車椅子を押すなど日常生活を助ける。
 単に介助をするだけでなく、本人の能力や気力を引き出すように働きかけ、レクリエーションを計画したり、周りとコミュニケーションをとって楽しく前向きに暮らせるようにすることも大切である。
 介護の記録をつけたり、報告書や会議を通して、生活相談員(生活支援員)、看護師、栄養士、調理員といったスタッフと連携をとり、チームワークで仕事を進める。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 車椅子、介護用ベッド

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

高齢者や障害のある人のための施設などが職場であり、多くは老人福祉施設で働いている。特に、生活全般の自立が難しい高齢者や認知症の高齢者を主な対象とする特別養護老人ホームで働いている人が多い。この他、介護保険制度に基づく介護老人保健施設、介護医療型施設(病院)でも多くの介護職員が働いている。
 公益財団法人介護労働安定センターの令和6年度介護労働実態調査における回答者をみると、就業者の平均年齢は48.7歳で、女性比率は約75.2%となっている(2024年10月時点)。
 24時間介護サービスを提供している施設が多いため、交替勤務や夜間勤務がある。
 介助の仕事は、寝たきりの人の体の向きを一定時間ごとに変えたり、ベッドから起こしたり、入浴の手伝いをしたり、身体を拭いたりするなど、体力が必要な動作が多い。
 人口の高齢化に伴い、高齢者介護に対する需要は更に高まることが予想され、障害者のための施設に対する需要も高い。介護人材の大幅な不足に対応するため、介護保険による事業所への介護報酬の改定もたびたび行われており、人材確保や処遇改善を目的として、一定の要件を満たした介護事業所への加算手当が拡充されるなど、労働環境や賃金の改善が図られている。

施設介護員の年収

施設介護員の平均年収は388万円(令和7年賃金構造基本統計調査「介護職員(医療・福祉施設等)」・全国)。中央値の目安は361万円、年収レンジは279〜632万円、上位10%は551万円です。

平均年収
388万円
中央値(目安)
361万円
最低年収の目安
279万円
未経験・20代前半
上位10%
551万円
最高年収の目安
632万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,948円
短時間労働者 1,361円
最低賃金との比
1.7倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
22.9万円
前年度比 +0.8万円

あなたの年収は、同じ年代の施設介護員の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

施設介護員の時給1,948円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.7倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
295万円
30代
344万円
40代
385万円
50代
421万円

平均年収と平均年齢(45.3歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
295万円
1〜3年
326万円
3〜5年
357万円
5〜10年
397万円
10年以上
444万円

雇用形態別の年収推定

正社員 388万円パート・アルバイト 163万円フリーランス・自営 407万円契約社員・派遣社員 303万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年353万円———
2022年363万円———
2023年371万円—3.85倍21.3万円
2024年376万円—3.92倍22.1万円
2025年388万円—3.84倍22.9万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

施設介護員の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在388万円 → 3年後 430万円 → 5年後 461万円 → 10年後 547万円(10年後の予想レンジ 471〜635万円)。年率の伸びは+3.5%と見ています。

388万円
現在
2026年
430万円
3年後
2029年
397〜468万円
461万円
5年後
2031年
415〜513万円
547万円
10年後
2036年
471〜635万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +1.0%求人賃金の勢い +0.64%AIの影響 +0.34%合計 +3.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

施設介護員の将来性スコア

69/100
★★★☆☆
高い・全職業で31位
AI耐性
95点
参入障壁
24点
年収水準
15点
求人需要
91点
賃金の勢い
66点
人手不足(平均年齢)
76点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

施設介護員のAI代替リスク

5%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中5位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

施設介護員の求人需要

有効求人倍率
3.84倍
全職業で50位
求人需要
非常に高い
85/100
求人賃金(月額)
22.9万円
前年度比 +0.8万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
45.3歳
労働時間
162時間/月
5年後の求人数
+23.7%
推定
10年後の求人数
+42.6%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:看護助手・介護職員の年収・将来性

施設介護員に当たるアメリカの職業「看護助手・介護職員」(米国の職業分類 31-1131)の年収の中央値は約665万円($42,260・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収388万円の1.7倍です。

日本:施設介護員アメリカ:看護助手・介護職員
年収(日本=平均・米国=中央値)388万円665万円
$42,260
上位10%551万円817万円
$51,980
10年後の予想年収547万円903万円
$57,400
将来性スコア6953
AI代替リスク5% 非常に低い26% 低い
求人需要求人倍率 3.84倍雇用の増減予測 +2.6%
2025–35・BLS
就業者数—144.9万人
時給(平均)1,948円
最低賃金の1.7倍
3,145円
$20.00
連邦最低賃金の2.8倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—職業訓練の修了証(学位なし)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:サービス・販売職の平均月収を国別に比べる

施設介護員は国際標準職業分類で「サービス・販売職」に入ります。133か国・地域のサービス・販売職の平均月収を円に直すと、日本は月28.5万円で28位、1位はルクセンブルクの月82.4万円です。アメリカは月58.2万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は24位です。

1. ルクセンブルク
82.4万円
2. ベルギー
79.5万円
3. デンマーク
73.2万円
4. スイス
71.2万円
5. アイスランド
65.8万円
8. ノルウェー
61.8万円
10. アメリカ
58.2万円
12. フランス
52.1万円
14. ドイツ
45.9万円
18. イギリス
40.4万円
21. 韓国
33.9万円
28. 日本
28.5万円

「サービス・販売職」全体の平均で、施設介護員だけの値ではありません(販売店員、介護職員、調理人・接客、理容・美容師、警備員・警察官・消防官など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.5万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。サービス・販売職の世界ランキングを全部見る →

施設介護員に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.4
対人援助サービス
3.6
他者の反応の理解
3.5
説明力
3.3
文章力
3.2
読解力
3.1
指導
3.0
説得
3.0

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

顧客サービス・対人サービス
2.7
医学・歯学
2.5
心理学
2.5
セラピーとカウンセリング
2.3
コミュニケーションとメディア
1.8
社会学
1.8
教育訓練
1.7
事務処理
1.5

仕事の中身(よく行う活動)

他者に対する支援とケアを行う全身を使って身体的な活動を行う上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る人間関係を構築し、維持する情報の整理と検知を行う手と腕を使って物を取り扱い動かす仕事に関連する知識を更新し、活用する仕事を整理、計画する、優先順序を決める

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

施設介護員になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、大学や専門学校等で社会福祉について学び、介護福祉士等を取得した人の就職が多い。
 高齢者や障害のある人など、日常生活や心身の機能に困難のある人と接することが多いため、それぞれの状況について深い知識と理解が必要である。また、障害の内容や程度について正確に知っていること、全ての利用者に公平に接していくことが求められる。利用者を介助するための体力と責任感も必要である。

施設介護員のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「介護職員(医療・福祉施設等)」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「36 介護サービス職業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。