訪問介護のサービス提供責任者

介護 職業分類:08_049-08 信頼度 ★★★★★

別名:サ責、サービス提供責任者

訪問介護が適切に行われるよう、サービス内容の管理について必要な業務等を行う。

平均年収
441万円
レンジ 313〜730万円
最高年収の目安
730万円
上位10% 634万円
5年後の予想年収
524万円推定
2031年
10年後の予想年収
623万円推定
535〜723万円
将来性
72/100
★★★★☆ 高い
AI代替リスク
6%
非常に低い
求人需要
非常に高い
有効求人倍率 2.65倍

仕事内容

訪問介護が適切に行われるよう、サービス内容の管理について必要な業務等を行う。「サ責」と呼ばれることもある。
 サービス提供責任者の仕事は多岐にわたるが、重要な仕事のひとつとして、訪問介護計画の作成が挙げられる。介護支援専門員(ケアマネジャー) が作成した居宅サービス計画(ケアプラン)や利用者の日常生活全般の状況及び希望を踏まえて、担当する訪問介護員 等の氏名、提供する介護サービス内容など具体的に記載して作成する。利用者への訪問介護サービスの提供はこの計画書に沿って提供される。
 サービス提供が開始された後も、定期的に利用者やその家族と面談を行うなど、利用者の状態変化やサービスへの意向を定期的に把握する。また、利用者本人や家族、介護支援専門員等とともにサービス担当者会議に出席し、利用者の心身の状態及び生活の状況や他の保健医療サービス又は福祉サービスの利用状況等の把握や必要な情報提供を行い、関係機関との連携も図っていく。
 その他、サービス提供責任者の業務内容の例としては、サービスの提供にあたっての利用者に関する情報や留意事項の訪問介護員への伝達、経験の少ない訪問介護員等との同行訪問およびサービスの提供や現場での指示などが挙げられる。また、自ら訪問介護員等として利用者を訪問することも少なくない。
 事業所の事務作業を担当することもあり、パソコンを使って文書や集計表等を作成するほか、サービス提供実績のとりまとめや介護報酬の請求に関する作業を行う。近年は介護業務の事務処理用に作られた専用のソフトウェアを使用していることもある。パソコンのほか、スマートフォンやタブレットを用いて、連絡やサービスの提供の記録が行われている事業所もある。
 人手不足の業界であるため、業務量が多くなりがちであること、クレーム対応や調整など精神的にも大変な部分がある。一方で、介護が必要であっても自宅等に住み続けたいという利用者の希望に沿うことができ、本人やその家族から感謝されること、サービスの提供を通して自らも新しい知識やスキルを身につけていけることがこの仕事の魅力である。

◇よく使う道具、機材、情報技術
 パソコン、表計算ソフト、文書作成ソフト、タブレット、スマートフォン

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

主な就業場所は事務所や利用者の自宅等(有料老人ホーム 、サービス付き高齢者向け住宅 等を含む)である。勤務時間は平日の日勤が基本だが、事業所や雇用形態によって早朝や夜間、土日や祝日に出勤するなど変則的な勤務になることもある。
 サービス提供責任者は、原則、常勤の役職であり、多くは正社員である。ただし、事業所によっては非常勤の場合もある。就業者の年齢範囲は事業所や介護サービス利用者の属性により違いはあるものの、平均すると40歳代と50歳代で56.9%を占める。男女比は2:8で女性が多い(*1)。

*1 介護労働安定センター2025「令和6年度介護労働実態調査結果」

訪問介護のサービス提供責任者の年収

訪問介護のサービス提供責任者の平均年収は441万円(令和7年賃金構造基本統計調査「介護支援専門員(ケアマネージャー)」・全国)。中央値の目安は410万円、年収レンジは313〜730万円、上位10%は634万円です。

平均年収
441万円
中央値(目安)
410万円
最低年収の目安
313万円
未経験・20代前半
上位10%
634万円
最高年収の目安
730万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,229円
短時間労働者 1,580円
最低賃金との比
1.9倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
25.2万円
前年度比 +0.9万円

あなたの年収は、同じ年代の訪問介護のサービス提供責任者の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

訪問介護のサービス提供責任者の時給2,229円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.9倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
307万円
30代
361万円
40代
406万円
50代
447万円

平均年収と平均年齢(53.1歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
334万円
1〜3年
370万円
3〜5年
405万円
5〜10年
452万円
10年以上
506万円

雇用形態別の年収推定

正社員 441万円パート・アルバイト 185万円フリーランス・自営 463万円契約社員・派遣社員 344万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年410万円———
2022年406万円———
2023年422万円—2.79倍23.6万円
2024年430万円—2.72倍24.3万円
2025年441万円—2.65倍25.2万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

訪問介護のサービス提供責任者の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在441万円 → 3年後 489万円 → 5年後 524万円 → 10年後 623万円(10年後の予想レンジ 535〜723万円)。年率の伸びは+3.5%と見ています。

441万円
現在
2026年
489万円
3年後
2029年
452〜532万円
524万円
5年後
2031年
472〜584万円
623万円
10年後
2036年
535〜723万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.72%求人賃金の勢い +0.67%AIの影響 +0.33%退職による人手不足 +0.2%合計 +3.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

訪問介護のサービス提供責任者の将来性スコア

72/100
★★★★☆
高い・全職業で8位
AI耐性
94点
参入障壁
32点
年収水準
30点
求人需要
84点
賃金の勢い
67点
人手不足(平均年齢)
97点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

訪問介護のサービス提供責任者のAI代替リスク

6%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中6位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

訪問介護のサービス提供責任者の求人需要

有効求人倍率
2.65倍
全職業で82位
求人需要
非常に高い
80/100
求人賃金(月額)
25.2万円
前年度比 +0.9万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
53.1歳
労働時間
161時間/月
5年後の求人数
+18.8%
推定
10年後の求人数
+33.8%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:個人向けサービスの監督者の年収・将来性

訪問介護のサービス提供責任者に当たるアメリカの職業「個人向けサービスの監督者」(米国の職業分類 39-1022)の年収の中央値は約764万円($48,590・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収441万円の1.7倍です。

日本:訪問介護のサービス提供責任者アメリカ:個人向けサービスの監督者
年収(日本=平均・米国=中央値)441万円764万円
$48,590
上位10%634万円1,185万円
$75,330
10年後の予想年収623万円1,024万円
$65,100
将来性スコア7257
AI代替リスク6% 非常に低い55% 中程度
求人需要求人倍率 2.65倍雇用の増減予測 +6.3%
2025–35・BLS
就業者数—11.4万人
時給(平均)2,229円
最低賃金の1.9倍
3,931円
$25.00
連邦最低賃金の3.4倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:専門職の平均月収を国別に比べる

訪問介護のサービス提供責任者は国際標準職業分類で「専門職」に入ります。133か国・地域の専門職の平均月収を円に直すと、日本は月42.6万円で36位、1位はルクセンブルクの月183万円です。アメリカは月136万円で日本の3.2倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は35位です。

1. ルクセンブルク
183万円
2. スイス
151万円
3. アメリカ
136万円
4. ベルギー
127万円
5. デンマーク
127万円
11. ノルウェー
113万円
13. フランス
108万円
14. ドイツ
99.6万円
16. シンガポール
81.6万円
18. イギリス
80.1万円
25. 韓国
56.5万円
36. 日本
42.6万円

「専門職」全体の平均で、訪問介護のサービス提供責任者だけの値ではありません(医師・看護師・薬剤師、エンジニア・プログラマー、教員、弁護士・会計士、記者・デザイナーなど。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は52.9万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。専門職の世界ランキングを全部見る →

訪問介護のサービス提供責任者に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
5.2
対人援助サービス
4.8
他者の反応の理解
4.5
指導
4.3
他者との調整
4.2
時間管理
4.1
説明力
4.1
説得
3.9

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

顧客サービス・対人サービス
3.0
事務処理
2.8
医学・歯学
2.5
心理学
2.3
セラピーとカウンセリング
2.3
人事労務管理
2.2
ビジネスと経営
1.9
教育訓練
1.9

仕事の中身(よく行う活動)

人間関係を構築し、維持する他者に対する支援とケアを行うチームを構築する全身を使って身体的な活動を行う上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る他者の訓練と教育を行うメンバーの仕事量や活動内容を調整する手と腕を使って物を取り扱い動かす

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

訪問介護のサービス提供責任者になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

新卒採用でサービス提供責任者の職に就くケースは少なく、多くは介護の現場で経験を積んだ上で任用されている。就くための資格要件は、介護福祉士、介護福祉士実務者研修修了者、旧介護職員基礎研修修了者、旧ホームヘルパー1級課程修了者である。
 サービス提供責任者としての実績を積んだ後は、事業所の管理者になったり、独立して自らの事業所を立ち上げるケースもある。介護支援専門員や介護福祉士の資格をとり、活動の幅を広げることもできる。
 サービス提供責任者になるために必要な資質として、介護の知識やスキルはもちろんのこと、利用者の状態やニーズを正確に把握し、適切な支援を見抜く観察力や緊急時等に速やかな対応するための判断力があげられる。また、利用者、その家族、介護支援専門員、訪問介護員 等など多くの人々との関わりや調整を円滑に行えるようなコミュニケーション力、状況に合わせて臨機応変に物事を調整する柔軟性が求められる。また、事務処理を行う場合には、表計算や文書作成ソフトの知識とスキルが必要となる。

訪問介護のサービス提供責任者のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「介護支援専門員(ケアマネージャー)」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「16 社会福祉専門職業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2023。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。