計器組立
別名:温度計組立工、体温計組立工、体積計組立工、長さ計組立工、度量衡器組立工、はかり組立工、流量計組立工
長さ、質量、温度、圧力、流量、体積などの量を表示、指示、記録する器具である計器を組み立てる。
仕事内容
計器の種類は多種多様であり、はかり、温度計、気圧計、ガスメーター、水道メーターなどがある。
計器組立は、熟練を要する組立・調整の作業といえる。多くの計器は多種少量生産であるため、コンベアーによる流れ組立は少なく、計器のうちの一定部分ごとにいくつかのユニットを決めて一人一人がその決められたユニットの組立を行う場合が多い。これら組立てられたユニットを更に総合組立工程に移し、組立、調整し製品にまとめる。そして最終検査をして出荷する。
各組立工程では、金属・合成樹脂・電子材料などでつくられた精密な部品を正確に組み立てるため、個人的な技能差が出ないようにそれぞれの工程で治具(じぐ)を用いて部品が所定どおりセットできるようにし、ドライバーでのネジ締め、ボルト締め、カシメ、接着、はんだ付けなどの作業を行う。これらの組立作業は、通常、各組立ごとに(個人ごとに)工程図に基づいて行われる。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
治具、ドライバー、はんだごて、ピンセット
主なタスク
- 製品の調整や検査をする。(実施率 1%)
- ドライバーでのネジ締め、ボルト締め、かしめ、接着、はんだ付けをする。(実施率 1%)
- 各ユニットの仕掛品の数量をチェックし、総合組立工程に移し、組立てる。(実施率 1%)
- 完成品の数量をチェックし、ロット毎に分け、保管する。(実施率 1%)
- 組み立て時のトルクを調整・管理する。(実施率 1%)
- 正確に組立てるために、治具(ジグ)を用いて部品を所定の位置にセットする。(実施率 1%)
- 検査の成績書を作成する。(実施率 1%)
- 製品や部品の個体識別管理をする。(実施率 1%)
- 量産試験の立ち会いをする。(実施率 1%)
- 部品の受入れ検査をする。(実施率 1%)
- 部品や道具の在庫や仕掛品を管理する。(実施率 1%)
- 組立てを担当するユニットの作業内容を工程図で確認する。(実施率 1%)
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
賃金、労働時間等労働条件は、勤務先の規定による。
計器の製造は、清潔で静かな作業環境で行われている。組立作業は座って行い、同じ姿勢での作業が続く場合が多い。
汎用的な計器については組立作業の標準化、機械化、自動化が進むとともに、海外への移転が増える傾向にある。一方で、国内で生産される計器は特注品を中心に品質の高度化が要請されており、熟練技術を要する組立・調整作業は今後も一定の需要がある。
計器組立の年収
計器組立の平均年収は458万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の機械組立従事者」・全国)。中央値の目安は425万円、年収レンジは323〜761万円、上位10%は660万円です。
あなたの年収は、同じ年代の計器組立の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
計器組立の時給2,191円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.9倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(43.3歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 403万円 | — | — | — |
| 2022年 | 437万円 | — | — | — |
| 2023年 | 442万円 | — | 0.75倍 | 22.6万円 |
| 2024年 | 446万円 | — | 0.68倍 | 23.3万円 |
| 2025年 | 458万円 | — | 0.72倍 | 23.9万円 |
計器組立の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在458万円 → 3年後 482万円 → 5年後 499万円 → 10年後 544万円(10年後の予想レンジ 468〜631万円)。年率の伸びは+1.7%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
計器組立の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
計器組立のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
計器組立の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:電気機械の組立工の年収・将来性
計器組立に当たるアメリカの職業「電気機械の組立工」(米国の職業分類 51-2023)の年収の中央値は約0万円(—・1ドル157.25円で換算)。
| 日本:計器組立 | アメリカ:電気機械の組立工 | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 458万円 | — |
| 上位10% | 660万円 | — |
| 10年後の予想年収 | 544万円 | — |
| 将来性スコア | 32 | 42 |
| AI代替リスク | 53% 中程度 | 51% 中程度 |
| 求人需要 | 求人倍率 0.72倍 | 雇用の増減予測 — ・BLS |
| 就業者数 | — | — |
| 時給(平均) | 2,191円 最低賃金の1.9倍 | — |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:機械操作・組立・運転の平均月収を国別に比べる
計器組立は国際標準職業分類で「機械操作・組立・運転」に入ります。133か国・地域の機械操作・組立・運転の平均月収を円に直すと、日本は月35.9万円で24位、1位はスイスの月105万円です。アメリカは月74.5万円で日本の2.1倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は22位です。
「機械操作・組立・運転」全体の平均で、計器組立だけの値ではありません(工場の機械オペレーター・組立工、トラック・バス・タクシー運転手、建設機械の運転など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は42万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。機械操作・組立・運転の世界ランキングを全部見る →
計器組立に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
仕事の中身(よく行う活動)
必要資格
関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
計器組立になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
工業系の高校、機械・電気系の専門学校等を卒業し計器メーカーに入職するのが一般的である。他の職業からの中途採用もある。
新規学卒者は、学校、ハローワークの紹介がほとんどである。中途採用は、ハローワーク、新聞、求人広告等で行われている。
入職直後は、簡単なユニット組立作業を行い、仕事に慣れ経験を積み重ねるに従い複雑なユニット組立作業へ、更には総合組立作業へと進む。これらの組立作業の経験を経て、次の工程である「調整・検査工程」では、組み立てられた製品が所定の値にあるかを基準器と比較して確かめ、必要に応じ微調整を行う。これらの作業は、組立作業の経験がないとうまくできない。経験を積んで現場の責任者等になる場合もある。
機械や電気についての初歩的な知識があれば作業の習得、上達に役に立つ。細かい部品をピンセットやドライバーなどを使って取り扱うために手先の器用さや、視力がよいことも求められる。また、座って長い時間、同じ姿勢で作業を続けられる集中力や根気強さも重要である。
計器組立のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。