陶磁器技術者
別名:陶磁器製造技術者、陶磁器開発技術者
陶磁器製品の開発、製造工程や品質の管理を行う。
仕事内容
陶磁器製品には食器などの日用品からタイル、碍子(がいし)、置物(花瓶、人形等)、衛生陶器(便器、洗面器等)など様々な種類がある。
基本的な陶磁器製造は、原料の調合、成形、乾燥、絵付け・ゆう薬、焼成、検査など様々な工程がある。
陶磁器技術者の具体的な仕事としては、新しい陶土を探すため、各地で原料の調査・分析をしたり、陶土にさまざまな原料を混ぜ、焼き物に適した土をつくる。また、かまの開発や改良を行う。製品に応じたゆう薬、絵の具の開発等も行う。その他、製造現場で作業の指導・監督や製造装置、製造方法の改良を行う。
このように陶磁器技術者は幅広い範囲の知識と経験が必要になる。
自動成形機やロボットなどを使って製品を作ることもあり、伝統的な技法から最新の製造方式に関する知識も必要になっている。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
かま、工具(手動工具、電動工具)
労働条件の特徴
勤務先は陶磁器メーカーの本社、工場である。事業所規模は中小企業が大部分を占め、従業員数300人以上の企業は全体の1%以下(*1)である。
正社員が多く、賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。
特に洋食器製造業では、価格競争力にまさる東南アジアに工場を移転する企業も多く、陶磁器技術者は海外へ転勤することもある。
*1 総務省 2021(令和3年)経済センサスから
陶磁器技術者の年収
陶磁器技術者の平均年収は612万円(令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない技術者」・全国)。中央値の目安は569万円、年収レンジは408〜1,070万円、上位10%は918万円です。
あなたの年収は、同じ年代の陶磁器技術者の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
陶磁器技術者の時給3,000円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.5倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(43.9歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 532万円 | — | — | — |
| 2022年 | 558万円 | — | — | — |
| 2023年 | 554万円 | — | 0.76倍 | 27.8万円 |
| 2024年 | 573万円 | — | 0.75倍 | 28.5万円 |
| 2025年 | 612万円 | — | 0.75倍 | 29.5万円 |
陶磁器技術者の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在612万円 → 3年後 654万円 → 5年後 684万円 → 10年後 765万円(10年後の予想レンジ 658〜889万円)。年率の伸びは+2.3%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
陶磁器技術者の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
陶磁器技術者のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
陶磁器技術者の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:材料エンジニアの年収・将来性
陶磁器技術者に当たるアメリカの職業「材料エンジニア」(米国の職業分類 17-2131)の年収の中央値は約1,775万円($112,860・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収612万円の2.9倍です。
| 日本:陶磁器技術者 | アメリカ:材料エンジニア | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 612万円 | 1,775万円 $112,860 |
| 上位10% | 918万円 | 2,763万円 $175,720 |
| 10年後の予想年収 | 765万円 | 2,296万円 $146,000 |
| 将来性スコア | 57 | 57 |
| AI代替リスク | 38% 低い | 69% 高い |
| 求人需要 | 求人倍率 0.75倍 | 雇用の増減予測 +7.5% 2025–35・BLS |
| 就業者数 | — | 2.3万人 |
| 時給(平均) | 3,000円 最低賃金の2.5倍 | 8,963円 $57.00 連邦最低賃金の7.9倍 |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
| 入職に必要な学歴(米国) | — | 学士号(大卒) |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:技術者・准専門職の平均月収を国別に比べる
陶磁器技術者は国際標準職業分類で「技術者・准専門職」に入ります。132か国・地域の技術者・准専門職の平均月収を円に直すと、日本は月39.2万円で33位、1位はルクセンブルクの月150万円です。アメリカは月102万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は29位です。
「技術者・准専門職」全体の平均で、陶磁器技術者だけの値ではありません(医療技術者(臨床検査技師・放射線技師など)、技術者の補助、営業職、不動産仲介、パイロット・航海士など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は49.1万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技術者・准専門職の世界ランキングを全部見る →
陶磁器技術者に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
必要資格
- 1級陶磁器製造技能士 国家資格
- 2級陶磁器製造技能士 国家資格
job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
陶磁器技術者になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
関連資格として、厚生労働省が定める技能検定の「陶磁器製造技能士」があり、取得すると技能の証明となる。
陶磁器に関する専門知識に加え、食器、タイル、置物などを製造に関連する技術者の場合は、デザインセンスや芸術性的な感覚が求められることもある。また、製造する陶磁器製品が重い場合は、一定の体力が必要である。
陶磁器技術者のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。