陶磁器技術者

技術・研究開発 職業分類:02_007-99 信頼度 ★★★★☆

別名:陶磁器製造技術者、陶磁器開発技術者

陶磁器製品の開発、製造工程や品質の管理を行う。

平均年収
612万円
レンジ 408〜1,070万円
最高年収の目安
1,070万円
上位10% 918万円
5年後の予想年収
684万円推定
2031年
10年後の予想年収
765万円推定
658〜889万円
将来性
57/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
38%
低い
求人需要
低い
有効求人倍率 0.75倍

仕事内容

陶磁器製品の開発、製造工程や品質の管理を行う。
 陶磁器製品には食器などの日用品からタイル、碍子(がいし)、置物(花瓶、人形等)、衛生陶器(便器、洗面器等)など様々な種類がある。
 基本的な陶磁器製造は、原料の調合、成形、乾燥、絵付け・ゆう薬、焼成、検査など様々な工程がある。
 陶磁器技術者の具体的な仕事としては、新しい陶土を探すため、各地で原料の調査・分析をしたり、陶土にさまざまな原料を混ぜ、焼き物に適した土をつくる。また、かまの開発や改良を行う。製品に応じたゆう薬、絵の具の開発等も行う。その他、製造現場で作業の指導・監督や製造装置、製造方法の改良を行う。
 このように陶磁器技術者は幅広い範囲の知識と経験が必要になる。
 自動成形機やロボットなどを使って製品を作ることもあり、伝統的な技法から最新の製造方式に関する知識も必要になっている。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 かま、工具(手動工具、電動工具)

労働条件の特徴

陶磁器製品は原料を産出する地域を中心に発達してきたが、現在は流通網の発達などにより少しずつ全国に広がりを見せている。しかし、昔から有名な産地である東海地方(愛知県、岐阜県)や滋賀県、九州地方(鹿児島県、佐賀県)といった地域での生産量が多い。
 勤務先は陶磁器メーカーの本社、工場である。事業所規模は中小企業が大部分を占め、従業員数300人以上の企業は全体の1%以下(*1)である。
 正社員が多く、賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。
 特に洋食器製造業では、価格競争力にまさる東南アジアに工場を移転する企業も多く、陶磁器技術者は海外へ転勤することもある。

*1 総務省 2021(令和3年)経済センサスから

陶磁器技術者の年収

陶磁器技術者の平均年収は612万円(令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない技術者」・全国)。中央値の目安は569万円、年収レンジは408〜1,070万円、上位10%は918万円です。

平均年収
612万円
中央値(目安)
569万円
最低年収の目安
408万円
未経験・20代前半
上位10%
918万円
最高年収の目安
1,070万円
トップ層
時給(一般労働者)
3,000円
短時間労働者 1,852円
最低賃金との比
2.5倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
29.5万円
前年度比 +1万円

あなたの年収は、同じ年代の陶磁器技術者の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

陶磁器技術者の時給3,000円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.5倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
447万円
30代
537万円
40代
616万円
50代
688万円

平均年収と平均年齢(43.9歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
452万円
1〜3年
505万円
3〜5年
559万円
5〜10年
628万円
10年以上
708万円

雇用形態別の年収推定

正社員 612万円パート・アルバイト 257万円フリーランス・自営 643万円契約社員・派遣社員 477万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年532万円———
2022年558万円———
2023年554万円—0.76倍27.8万円
2024年573万円—0.75倍28.5万円
2025年612万円—0.75倍29.5万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

陶磁器技術者の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在612万円 → 3年後 654万円 → 5年後 684万円 → 10年後 765万円(10年後の予想レンジ 658〜889万円)。年率の伸びは+2.3%と見ています。

612万円
現在
2026年
654万円
3年後
2029年
604〜712万円
684万円
5年後
2031年
617〜762万円
765万円
10年後
2036年
658〜889万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.22%求人賃金の勢い +0.6%AIの影響 +0.09%合計 +2.3%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

陶磁器技術者の将来性スコア

57/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で150位
AI耐性
62点
参入障壁
80点
年収水準
78点
求人需要
23点
賃金の勢い
61点
人手不足(平均年齢)
64点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

陶磁器技術者のAI代替リスク

38%
低い
AIに奪われにくい順で全職業中210位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

陶磁器技術者の求人需要

有効求人倍率
0.75倍
全職業で415位
求人需要
低い
32/100
求人賃金(月額)
29.5万円
前年度比 +1万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
43.9歳
労働時間
159時間/月
5年後の求人数
+5.9%
推定
10年後の求人数
+10.7%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:材料エンジニアの年収・将来性

陶磁器技術者に当たるアメリカの職業「材料エンジニア」(米国の職業分類 17-2131)の年収の中央値は約1,775万円($112,860・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収612万円の2.9倍です。

日本:陶磁器技術者アメリカ:材料エンジニア
年収(日本=平均・米国=中央値)612万円1,775万円
$112,860
上位10%918万円2,763万円
$175,720
10年後の予想年収765万円2,296万円
$146,000
将来性スコア5757
AI代替リスク38% 低い69% 高い
求人需要求人倍率 0.75倍雇用の増減予測 +7.5%
2025–35・BLS
就業者数—2.3万人
時給(平均)3,000円
最低賃金の2.5倍
8,963円
$57.00
連邦最低賃金の7.9倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—学士号(大卒)

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技術者・准専門職の平均月収を国別に比べる

陶磁器技術者は国際標準職業分類で「技術者・准専門職」に入ります。132か国・地域の技術者・准専門職の平均月収を円に直すと、日本は月39.2万円で33位、1位はルクセンブルクの月150万円です。アメリカは月102万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は29位です。

1. ルクセンブルク
150万円
2. スイス
124万円
3. デンマーク
122万円
4. ノルウェー
116万円
5. ベルギー
115万円
6. アメリカ
102万円
14. フランス
75.1万円
15. ドイツ
75万円
16. イタリア
73.5万円
17. イギリス
65.6万円
24. シンガポール
48.2万円
33. 日本
39.2万円

「技術者・准専門職」全体の平均で、陶磁器技術者だけの値ではありません(医療技術者(臨床検査技師・放射線技師など)、技術者の補助、営業職、不動産仲介、パイロット・航海士など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は49.1万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技術者・准専門職の世界ランキングを全部見る →

陶磁器技術者に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.0
説明力
3.8
道具、機器、設備の選択
3.8
クオリティチェック
3.6
学習方法の選択・実践
3.6
設置と設定
3.6
継続的観察と評価
3.5
指導
3.5

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

生産・加工
3.4
芸術
2.8
顧客サービス・対人サービス
2.2
化学
2.2
販売・マーケティング
1.9
工学
1.7
機械
1.7
輸送
1.7

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

陶磁器技術者になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、大学・大学院、職業訓練校などで必要な技能と知識を取得し、その後企業の中で経験を積む場合が多い。その他に陶磁器工として企業で経験と知識を取得し、その後陶磁器技術者となる場合もある。限られた工程の関連技術にとどまるのではなく全体的な製造の管理を行うことが多い。一人前になるためには10年程度が必要となる。実務を通して経験を積み、企業内での製造、研究、品質管理の責任者や、工場長になる場合もある。
 関連資格として、厚生労働省が定める技能検定の「陶磁器製造技能士」があり、取得すると技能の証明となる。
 陶磁器に関する専門知識に加え、食器、タイル、置物などを製造に関連する技術者の場合は、デザインセンスや芸術性的な感覚が求められることもある。また、製造する陶磁器製品が重い場合は、一定の体力が必要である。

陶磁器技術者のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「他に分類されない技術者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「08 製造技術者(開発を除く)」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。