損害保険事務

事務 職業分類:06_040-99 信頼度 ★★★★★

別名:保険金支払係事務員、損害保険事務員

自動車事故による物的損害や死傷災害、火災や台風等による建物や家財への損害が生じた保険の契約者に対し、保険金請求の受付から支払いまでの一連の業務を行う。

平均年収
525万円
レンジ 362〜893万円
最高年収の目安
893万円
上位10% 770万円
5年後の予想年収
555万円推定
2031年
10年後の予想年収
588万円推定
505〜682万円
将来性
36/100
★★☆☆☆ 低め
AI代替リスク
82%
非常に高い
求人需要
低い
有効求人倍率 0.98倍

仕事内容

自動車事故によって物的損害や死傷災害が生じたり、火災や台風、地震等によって建物や家財に損害が生じた保険の契約者に対し、保険金請求の受付から支払いまでの一連の業務を行う。
 自動車保険の対応では、正確かつ丁寧な事故状況の確認に加え、保険契約者への事故対応に関する助言、事故の相手先との過失割合や賠償額の協議等も行う。火災保険の対応では、被害物件を確認し、事故の発生原因の調査や損害額の算定を行う。
 具体的な仕事を流れでみると、まず、保険の契約者からの連絡を受け、事故や被害の日時、状況等を確認し受付を行う。その際、必要に応じて、契約者に緊急対応などの助言も行う。事故の状況や損害の程度は、最終的な支払保険金額をはじめ、今後の調査対応方針を決定する上で重要な事柄であり、できる限り正確かつ詳細に確認することが必要である。受付後に、保険の種類・支払内容に応じて必要な調査を行う。その際、被害物件が自動車の場合は損保アジャスター、建物・家財の場合は鑑定人といった専門分野に詳しい者に損害の調査を依頼することもある。また傷害保険では医療機関に入通院の確認を行ったり、賠償責任保険では、契約者の負担する損害賠償額を確定させるため、確認した事故状況に基づく相手先との過失割合の協議等も行う。
 一連の対応にあたっては、法律や医療、自動車等に関する専門的な知識を必要とする場合もあり、弁護士、医師、鑑定人等の専門家とも連携する。契約者をはじめとする関係先との連絡・協議、保険金請求に必要な書類の提出依頼等の業務も行う。
 損害調査の結果などを確認後、契約内容に従って支払額を決定し、保険金の支払い手続きを行う。
 損害保険事務の仕事は、必要な調査や関係者との協議を行い、保険金を支払うことで、被害に遭った保険契約者の生活の再建を支援する仕事である。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 文書作成ソフト(Word、一太郎等)、表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、パソコン

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先は、損害保険会社である。損害保険会社では、営業地域を網羅する損害サービス拠点を設置しており、大手企業では全国規模になっている。職場は全国に広がっている。
 契約者からの電話に対応するため、就業場所は基本的にオフィス内であるが、現場に調査に出向くこともある。
 賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。勤務時間は、多くは日勤であるが、夜間や休日の事故への対応、被害者との交渉などのために交替制で勤務する場合もある。また、地域によっては降雪や台風などの気象の影響や観光シーズンなど季節的な要因で繁忙期がある。
 問合せの内容を自動で音声認識する技術の導入や、AI(人工知能)による類似事案の検索等により、損害保険事務の業務内容も変化してきている。

損害保険事務の年収

損害保険事務の平均年収は525万円(令和7年賃金構造基本統計調査「営業・販売事務従事者」・全国)。中央値の目安は488万円、年収レンジは362〜893万円、上位10%は770万円です。

平均年収
525万円
中央値(目安)
488万円
最低年収の目安
362万円
未経験・20代前半
上位10%
770万円
最高年収の目安
893万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,605円
短時間労働者 1,530円
最低賃金との比
2.2倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
24.5万円
前年度比 +0.7万円

あなたの年収は、同じ年代の損害保険事務の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

損害保険事務の時給2,605円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.2倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
395万円
30代
469万円
40代
532万円
50代
589万円

平均年収と平均年齢(43.3歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
393万円
1〜3年
437万円
3〜5年
481万円
5〜10年
538万円
10年以上
605万円

雇用形態別の年収推定

正社員 525万円パート・アルバイト 221万円フリーランス・自営 551万円契約社員・派遣社員 410万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年464万円———
2022年471万円———
2023年496万円—1.06倍23.1万円
2024年512万円—1.03倍23.8万円
2025年525万円—0.98倍24.5万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

損害保険事務の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在525万円 → 3年後 543万円 → 5年後 555万円 → 10年後 588万円(10年後の予想レンジ 505〜682万円)。年率の伸びは+1.1%と見ています。

525万円
現在
2026年
543万円
3年後
2029年
501〜591万円
555万円
5年後
2031年
500〜619万円
588万円
10年後
2036年
505〜682万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) -0.11%求人賃金の勢い +0.4%AIの影響 -0.96%合計 +1.1%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

損害保険事務の将来性スコア

36/100
★★☆☆☆
低め・全職業で504位
AI耐性
18点
参入障壁
39点
年収水準
51点
求人需要
37点
賃金の勢い
35点
人手不足(平均年齢)
49点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

損害保険事務のAI代替リスク

82%
非常に高い
AIに奪われにくい順で全職業中509位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

損害保険事務の求人需要

有効求人倍率
0.98倍
全職業で342位
求人需要
低い
37/100
求人賃金(月額)
24.5万円
前年度比 +0.7万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
43.3歳
労働時間
158時間/月
5年後の求人数
-0.6%
推定
10年後の求人数
-1.2%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

損害保険事務に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
5.0
説明力
4.3
読解力
4.1
文章力
4.0
交渉
3.8
説得
3.7
他者の反応の理解
3.6
論理と推論(批判的思考)
3.5

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

顧客サービス・対人サービス
2.8
事務処理
2.8
販売・マーケティング
1.8
日本語の語彙・文法
1.7
経済学・会計学
1.6
法律学、政治学
1.6
ビジネスと経営
1.6
人事労務管理
1.5

仕事の中身(よく行う活動)

人間関係を構築し、維持する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る仕事を整理、計画する、優先順序を決める意思決定と問題解決を行うコンピュータを用いて作業を行う組織外の人々とコミュニケーションを取る仕事に関連する知識を更新し、活用する継続的に状況を把握する

必要資格

関連する資格はありません(資格が無くても就ける職業です)。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

損害保険事務になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、新規学卒者の場合は、大学や短大等を卒業して損害保険会社に入社するのが一般的である。保険に関する専門知識は、入社後に身に付ける。
 中途入社については、損害保険会社によって募集の有無等は異なるが、業務を遂行する上で必要な知識や経験を有していれば有利である。
 入社後は一定の研修を経て、損害調査部門に配属される。
 はじめは書類作成や事故・被害の報告、各種相談の受付対応といった内勤事務を中心に経験を積み、徐々に請求内容の調査確認や契約者・被害者との交渉業務などを行っていく。代理店として独立する場合もある。
 保険に関する商品知識のほか、正確な支払保険金算定のための損害額算出や各種関連法規などの知識が求められる。また、契約者・被害者・代理店など様々な対人折衝能力が必要であり、冷静さ、責任感なども求められる。

損害保険事務のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「営業・販売事務従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「28 営業・販売事務従事者」)(e-Stat、2026/10/31取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2019。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。