保育補助者

福祉 職業分類:05_030-03 信頼度 ★★★★★

別名:保育助手、保育ヘルパー、保育アシスタント

保育施設などで、主に保育士をサポートして、子どもたちの世話や保育を円滑に進めるための環境を整える仕事を行う。

平均年収
403万円
レンジ 290〜657万円
最高年収の目安
657万円
上位10% 572万円
5年後の予想年収
469万円推定
2031年
10年後の予想年収
545万円推定
469〜633万円
将来性
58/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
9%
非常に低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.63倍

仕事内容

保育施設などで、主に保育士をサポートして、子どもたちの世話や保育を円滑に進めるための環境を整える仕事を行う。
 子どもを預かり、世話をする各種事業において、保育士など中心となる保育者を補助する仕事が生じるが、ここでは主に保育所での仕事の例について述べる。
 保育補助者は、保育の一日の流れに沿って、朝の登園、遊びや散歩、昼食やおやつ、昼寝、降園などの各場面で、保育士を補助し、子どもの着替えや食事の世話、食器や寝具の準備・片付け、遊びの見守り、施設内の整理整頓・清掃・消毒などを行う。
 それぞれの施設の状況や方針、保育している子どもの年齢層などにより、保育補助者が担当する仕事の範囲はさまざまである。食事や昼寝の準備・後片付けなど、短時間に作業が集中する仕事に携わることが多いが、おむつ替えやトイレ・手洗いの介添え、寝かしつけ、散歩への同行など、子どもと直接かかわる仕事を受け持つこともある。
 保育士とは異なり、クラス担任や行事の企画立案、保護者の対応などを中心となって行うことはないが、登園時・降園時など忙しい時間帯や保育士の勤務者が少ない時間帯などには、保護者への連絡事項の伝達や電話応対なども行うことがある。

◇よく使う道具、機材、情報技術等
 エプロン、掃除用具、消毒剤、手袋

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

就業場所は、保育所など各種児童福祉施設のほか、小規模保育・家庭的保育(保育ママ)など地域型保育の事業にも広がっており、全国に所在する。
 雇用形態は正規雇用よりパートやアルバイトが多い。就業者は女性が多く、年齢構成は幅広い。
 パートやアルバイトの場合、賃金は時給制で地域相場に対応していることが多い。労働時間はシフト制となっていることもあるが、早朝や夕方など、人手が不足する時間帯に限定した募集もあり、その場合、昼間の時間帯より時給がやや高いことが多い。
 保育定員の拡充や保育人材の待遇改善は国の子育て支援政策の重要課題に位置付けられている。今後も、保育の担い手確保に向けた対策の充実に伴って、保育補助者に対するニーズが見込まれる。

保育補助者の年収

保育補助者の平均年収は403万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他のサービス職業従事者」・全国)。中央値の目安は374万円、年収レンジは290〜657万円、上位10%は572万円です。

平均年収
403万円
中央値(目安)
374万円
最低年収の目安
290万円
未経験・20代前半
上位10%
572万円
最高年収の目安
657万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,928円
短時間労働者 1,355円
最低賃金との比
1.6倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
23.6万円
前年度比 +0.9万円

あなたの年収は、同じ年代の保育補助者の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

保育補助者の時給1,928円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.6倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
311万円
30代
363万円
40代
407万円
50代
446万円

平均年収と平均年齢(43.4歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
306万円
1〜3年
338万円
3〜5年
370万円
5〜10年
412万円
10年以上
461万円

雇用形態別の年収推定

正社員 403万円パート・アルバイト 169万円フリーランス・自営 423万円契約社員・派遣社員 314万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年386万円———
2022年382万円———
2023年394万円—1.72倍22万円
2024年396万円—1.71倍22.7万円
2025年403万円—1.63倍23.6万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

保育補助者の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在403万円 → 3年後 441万円 → 5年後 469万円 → 10年後 545万円(10年後の予想レンジ 469〜633万円)。年率の伸びは+3.1%と見ています。

403万円
現在
2026年
441万円
3年後
2029年
407〜480万円
469万円
5年後
2031年
422〜522万円
545万円
10年後
2036年
469〜633万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.21%求人賃金の勢い +0.76%AIの影響 +0.31%合計 +3.1%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

保育補助者の将来性スコア

58/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で140位
AI耐性
91点
参入障壁
25点
年収水準
22点
求人需要
50点
賃金の勢い
80点
人手不足(平均年齢)
52点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

保育補助者のAI代替リスク

9%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中21位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

保育補助者の求人需要

有効求人倍率
1.63倍
全職業で266位
求人需要
ふつう
57/100
求人賃金(月額)
23.6万円
前年度比 +0.9万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
43.4歳
労働時間
163時間/月
5年後の求人数
+14.5%
推定
10年後の求人数
+26.0%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:保育スタッフ・ベビーシッターの年収・将来性

保育補助者に当たるアメリカの職業「保育スタッフ・ベビーシッター」(米国の職業分類 39-9011)の年収の中央値は約550万円($34,980・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収403万円の1.4倍です。

日本:保育補助者アメリカ:保育スタッフ・ベビーシッター
年収(日本=平均・米国=中央値)403万円550万円
$34,980
上位10%572万円724万円
$46,010
10年後の予想年収545万円736万円
$46,800
将来性スコア5848
AI代替リスク9% 非常に低い16% 非常に低い
求人需要求人倍率 1.63倍雇用の増減予測 −2.0%
2025–35・BLS
就業者数—51.9万人
時給(平均)1,928円
最低賃金の1.6倍
2,516円
$16.00
連邦最低賃金の2.2倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:サービス・販売職の平均月収を国別に比べる

保育補助者は国際標準職業分類で「サービス・販売職」に入ります。133か国・地域のサービス・販売職の平均月収を円に直すと、日本は月28.5万円で28位、1位はルクセンブルクの月82.4万円です。アメリカは月58.2万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は24位です。

1. ルクセンブルク
82.4万円
2. ベルギー
79.5万円
3. デンマーク
73.2万円
4. スイス
71.2万円
5. アイスランド
65.8万円
8. ノルウェー
61.8万円
10. アメリカ
58.2万円
12. フランス
52.1万円
14. ドイツ
45.9万円
18. イギリス
40.4万円
21. 韓国
33.9万円
28. 日本
28.5万円

「サービス・販売職」全体の平均で、保育補助者だけの値ではありません(販売店員、介護職員、調理人・接客、理容・美容師、警備員・警察官・消防官など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.5万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。サービス・販売職の世界ランキングを全部見る →

保育補助者に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.5
他者の反応の理解
3.6
説明力
3.6
読解力
3.4
対人援助サービス
3.4
学習方法の選択・実践
3.3
文章力
3.2
指導
3.2

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

心理学
1.9
教育訓練
1.8
社会学
1.4
顧客サービス・対人サービス
1.4
日本語の語彙・文法
1.3
事務処理
1.3
セラピーとカウンセリング
1.3
芸術
1.2

仕事の中身(よく行う活動)

上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る人間関係を構築し、維持する他者に対する支援とケアを行う仕事を整理、計画する、優先順序を決める全身を使って身体的な活動を行う情報の整理と検知を行う仕事に関連する知識を更新し、活用する継続的に状況を把握する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

保育補助者になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職に当たって必須となる学歴や資格はない。子育てや子どもと接した経験があれば、仕事のブランクがあっても比較的早くなじみやすい仕事である。
 パートやアルバイトでの募集が多く、時間の制約がある人でも、短時間の勤務など自分の状況に合った時間帯や曜日に働くことが可能である。保育士の負担軽減のために導入された国の事業(「保育補助者雇上強化事業」など)を活用した採用もある。
 朝や夕方などの時間帯の募集も多く、子どもとかかわる職業をめざして保育現場を経験したい学生や、生活経験が豊富な高齢者も歓迎される。
 保育の知識や技能の向上を図るには、保育の担い手拡充のために各自治体が無料で実施している全国共通の「子育て支援員研修」なども活用することができ、このような研修への参加を奨励している施設もある。
 保育補助者は保育士と比較して雇用や収入が安定しない傾向があるので、保育士養成機関や通信教育などで学んだり、保育士試験を受けたりして、保育士の資格を取得し、保育士として就職することをめざす人もいる。
 子どもと接し、体を動かすことが多い仕事なので、一定の体力が必要である。自分自身の健康管理に加え、子どもの安全や安心できる環境を守るため、観察力や注意力があること、子どもの発達段階や体調管理などに関する基礎知識があることが望ましい。幼い子どもは意思表示がまだ十分にできないことが多く、同時に複数の子どもの相手をする場合もあるので、根気強くそれぞれの話を聞いたり行動を待ったりする忍耐力も必要となる。保育士など他の職員と協働して仕事を進めることが多いので、コミュニケーション能力も求められる。

保育補助者のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他のサービス職業従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「42 その他のサービス職業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2022。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。