印刷営業

営業 職業分類:07_048-11 信頼度 ★★★★★

別名:印刷営業員

印刷物の作成において、顧客から原稿や注文を受け、それを印刷加工して書籍やパンフレット等に仕上げ、納入する。

平均年収
661万円
レンジ 433〜1,174万円
最高年収の目安
1,174万円
上位10% 1,003万円
5年後の予想年収
751万円推定
2031年
10年後の予想年収
854万円推定
735〜992万円
将来性
57/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
52%
中程度
求人需要
高い
有効求人倍率 2.13倍

仕事内容

印刷物の作成において、顧客から原稿や注文を受け、それを印刷加工して書籍やパンフレット等に仕上げ、納入するまでの印刷工程と取引に関する仕事を担当する。
 印刷物には、雑誌・書籍などの「出版印刷」、ポスター・カレンダーなどの「商業印刷」、ビジネスフォームなどの「事務用印刷」、紙器・プリント布地などの「特殊印刷」といった分野がある。また、印刷会社が商品企画・データベース構築などの「新メディア関連サービス」の分野に取り組んでいる例もある。1分野だけを扱う専門印刷会社から、全てを手がける総合印刷会社まである。営業は、いずれか1分野を担当する場合が多い。
 印刷営業の仕事は、まず、得意先を訪問して制作する印刷物の内容や種類について詳しく聞き、それに基づいてレイアウトや印刷用紙の種類などの企画を立て、印刷にかかる費用、印刷の日程などを踏まえて見積書を作成し、企画内容と見積書を顧客に提案する。また、顧客のニーズを先取りして新たな印刷物の企画を提案することもある。
 提案や見積が顧客に受け入れられると、印刷の契約を結ぶ。原稿を受け取って工場に渡し、印刷作業が日程通り、予算通りに進むよう、そして顧客が満足する製品に仕上がるように、工場に細かな指示を出す。試し刷りを顧客にチェックしてもらい、必要ならば工場に修正を指示し、印刷物の出来上がりを確認する。完成した製品を顧客に納品し、顧客からの入金を確認したら、一連の仕事は終了となる。
 印刷物の受発注や校正等の作業がインターネットを介して行われることが増えている。この場合には、見積書の提出や試し刷り・校正済み原稿の受け渡しがウェブ上で行われるため、それに応じて営業の働き方も変わってきている。

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

勤務先は、印刷会社である。賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。
 印刷営業は仕事の範囲が広く、夜間や休日に得意先と連絡をとることもあるなど、営業時間外に働くことも多いため、フレックスタイム制を採用している会社もある。
 情報のデジタル化を受けて、出版印刷や事務用印刷については需要が減少しているが、一方で、特殊印刷の技術の向上や新メディア関連サービスの拡大、顧客からのアウトソーシングの要望などによって新たな業務の需要も発生している。

印刷営業の年収

印刷営業の平均年収は661万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他の営業職業従事者」・全国)。中央値の目安は614万円、年収レンジは433〜1,174万円、上位10%は1,003万円です。

平均年収
661万円
中央値(目安)
614万円
最低年収の目安
433万円
未経験・20代前半
上位10%
1,003万円
最高年収の目安
1,174万円
トップ層
時給(一般労働者)
3,183円
短時間労働者 1,655円
最低賃金との比
2.7倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
28.1万円
前年度比 +0.8万円

あなたの年収は、同じ年代の印刷営業の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

印刷営業の時給3,183円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.7倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
486万円
30代
589万円
40代
679万円
50代
760万円

平均年収と平均年齢(42.4歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
485万円
1〜3年
544万円
3〜5年
602万円
5〜10年
678万円
10年以上
766万円

雇用形態別の年収推定

正社員 661万円パート・アルバイト 277万円フリーランス・自営 694万円契約社員・派遣社員 515万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年552万円———
2022年578万円———
2023年579万円—2.15倍26.6万円
2024年618万円—2.20倍27.3万円
2025年661万円—2.13倍28.1万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

印刷営業の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在661万円 → 3年後 714万円 → 5年後 751万円 → 10年後 854万円(10年後の予想レンジ 735〜992万円)。年率の伸びは+2.6%と見ています。

661万円
現在
2026年
714万円
3年後
2029年
659〜777万円
751万円
5年後
2031年
677〜837万円
854万円
10年後
2036年
735〜992万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.46%求人賃金の勢い +0.4%AIの影響 -0.06%合計 +2.6%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

印刷営業の将来性スコア

57/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で150位
AI耐性
48点
参入障壁
46点
年収水準
83点
求人需要
76点
賃金の勢い
33点
人手不足(平均年齢)
41点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

印刷営業のAI代替リスク

52%
中程度
AIに奪われにくい順で全職業中309位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

印刷営業の求人需要

有効求人倍率
2.13倍
全職業で128位
求人需要
高い
66/100
求人賃金(月額)
28.1万円
前年度比 +0.8万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
42.4歳
労働時間
163時間/月
5年後の求人数
+8.7%
推定
10年後の求人数
+15.7%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:サービスの営業(その他)の年収・将来性

印刷営業に当たるアメリカの職業「サービスの営業(その他)」(米国の職業分類 41-3091)の年収の中央値は約1,101万円($69,990・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収661万円の1.7倍です。

日本:印刷営業アメリカ:サービスの営業(その他)
年収(日本=平均・米国=中央値)661万円1,101万円
$69,990
上位10%1,003万円2,341万円
$148,840
10年後の予想年収854万円1,415万円
$90,000
将来性スコア5749
AI代替リスク52% 中程度63% 高い
求人需要求人倍率 2.13倍雇用の増減予測 +2.7%
2025–35・BLS
就業者数—125.6万人
時給(平均)3,183円
最低賃金の2.7倍
6,133円
$39.00
連邦最低賃金の5.4倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:技術者・准専門職の平均月収を国別に比べる

印刷営業は国際標準職業分類で「技術者・准専門職」に入ります。132か国・地域の技術者・准専門職の平均月収を円に直すと、日本は月39.2万円で33位、1位はルクセンブルクの月150万円です。アメリカは月102万円で日本の2.6倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は29位です。

1. ルクセンブルク
150万円
2. スイス
124万円
3. デンマーク
122万円
4. ノルウェー
116万円
5. ベルギー
115万円
6. アメリカ
102万円
14. フランス
75.1万円
15. ドイツ
75万円
16. イタリア
73.5万円
17. イギリス
65.6万円
24. シンガポール
48.2万円
33. 日本
39.2万円

「技術者・准専門職」全体の平均で、印刷営業だけの値ではありません(医療技術者(臨床検査技師・放射線技師など)、技術者の補助、営業職、不動産仲介、パイロット・航海士など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は49.1万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。技術者・准専門職の世界ランキングを全部見る →

印刷営業に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.2
他者との調整
3.9
交渉
3.9
説明力
3.9
文章力
3.8
読解力
3.7
説得
3.4
他者の反応の理解
3.4

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

顧客サービス・対人サービス
2.6
販売・マーケティング
2.5
事務処理
2.2
生産・加工
2.1
ビジネスと経営
2.0
コミュニケーションとメディア
1.6
日本語の語彙・文法
1.6
輸送
1.5

仕事の中身(よく行う活動)

仕事を整理、計画する、優先順序を決める人間関係を構築し、維持する組織外の人々とコミュニケーションを取るスケジュールを作成するクオリティを判断する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る仕事に関連する知識を更新し、活用するコンピュータを用いて作業を行う

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★★★☆ やや難しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

印刷営業になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。
 入職後は、希望や適性により、営業部門に直接配属される場合と、出版印刷、商業印刷、事務用印刷、特殊印刷といった部門へ配属され、その後営業部門に配属される場合がある。営業部門に配属された後、最初は、先輩や上司とともに得意先を訪問し、その後、担当の得意先を割り当てられ、2年目くらいになると得意先の新規開拓を行えるようになる。
 印刷業界共通の資格として「印刷営業士」「管理印刷営業士」があり、一定の実務経験があれば受験できる。
 社会や市場の変化に敏感で、情報収集する能力があること、それを活かしながら顧客に的確な提案・助言を行うこと、顧客との交渉や的確な判断ができることなどが求められる。

印刷営業のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他の営業職業従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「34 営業職業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。