保育士

福祉 職業分類:05_029-01 信頼度 ★★★★★

別名:保育教諭

専門的知識及び技術をもって、子どもの保育を行うとともに、保護者に対し子育てに関する支援や助言・指導を行う。

平均年収
428万円
レンジ 305〜704万円
最高年収の目安
704万円
上位10% 612万円
5年後の予想年収
508万円推定
2031年
10年後の予想年収
603万円推定
519〜700万円
将来性
64/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
7%
非常に低い
求人需要
非常に高い
有効求人倍率 2.65倍

仕事内容

専門的知識及び技術をもって、子どもの保育を行うとともに、保護者に対し子育てに関する支援や助言・指導を行う。認可保育所をはじめとする保育施設において、保護者が仕事のため日中に家庭で保育ができない場合など、主に就学前の保育を必要とする子どもの保育に従事する保育士が多くを占めている。他にも、後述するように保育所以外の児童福祉施設等、様々な職場がある。
 保育所における保育は、子どもの健康・安全が守られ情緒の安定が図られることを基盤としたうえで、生活や遊びのなかで周囲の環境と関わりあう体験を通して資質・能力が育まれていくという幼児教育の基本的な考え方のもと行われる。保育内容は「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」という5つの領域からなっており、保育士は、保育が適切に展開されるよう、一人一人の発達過程や状況を踏まえながら指導計画を作成し、保育に当たる。
 保育所にはゼロ歳から6歳までの子どもがいるので、担当する子どもの年齢によって、仕事の内容や対応の仕方が異なる。例えば、乳児を保育する場合には、授乳やおむつの取り替えを行ったり、幼児期の終わりが近くなると小学校教育との接続を意識した活動を行ったりする。日々の保育では、食事やおやつ、着替え、午睡、排泄などの生活習慣に関わる援助や、集団での遊びや自然との触れ合いなど、子どもたちの発達や興味・関心に即した様々な遊びが生まれ、発展していくような環境づくりや働きかけを行う。
 また、保育士は、常に子どもをよく観察して、具合が悪くなったり、怪我をした場合は、保護者や病院に連絡をとるなど、すぐに適切な処置を行う。また、送り迎えの際のやりとりや連絡帳などを通じて、日頃から保護者と子どもについての情報を共有し、必要に応じて相談や助言を行う。
 さらに、保育日誌等の記録作成や行事の企画など、事務的な仕事もある。

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

保育士のほとんどは保育所で働いているが、保育施設も種類は様々で、認可保育所、認可外保育施設、事業所内保育所、(病)院内保育所等がある。その他、児童養護施設、障害児施設、乳児院、母子生活支援施設、児童館、児童自立支援施設なども職場になる。長期入院中の子どもの保育に携わったり、各種の施設や事業所が、利用者や顧客のために行う臨時託児業務を担当するなど、保育士の資格や経験が役立つ職場も広がっている。また、就労と子育ての両立支援を目指す方向で、保育所の役割が見直されており、長時間保育や夜間保育、休日保育など、様々な形の保育が行われている。
 賃金は、公営の施設で働く場合、原則として公務員の給与基準にしたがって定められている。
 労働時間や勤務形態は施設によって異なり、児童養護施設など24時間入所施設では、2交替制や3交替制、あるいは宿直勤務を行う場合もある。保育所では早朝や夕方に保育時間を延長しているため、交替で時差勤務をしている。休憩は、子ども達が昼寝をしているときなどに交替でとることが多い。
 共働き世帯の増加や、利用者の多様な保育ニーズに対応する必要もあり、国としても保育施策の充実を掲げていることから、引き続き大幅な需要増が見込まれる。

保育士の年収

保育士の平均年収は428万円(令和7年賃金構造基本統計調査「保育士」・全国)。中央値の目安は398万円、年収レンジは305〜704万円、上位10%は612万円です。

平均年収
428万円
中央値(目安)
398万円
最低年収の目安
305万円
未経験・20代前半
上位10%
612万円
最高年収の目安
704万円
トップ層
時給(一般労働者)
2,147円
短時間労働者 1,419円
最低賃金との比
1.8倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
25.2万円
前年度比 +0.9万円

あなたの年収は、同じ年代の保育士の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

保育士の時給2,147円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.8倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
340万円
30代
398万円
40代
448万円
50代
492万円

平均年収と平均年齢(40.3歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
324万円
1〜3年
358万円
3〜5年
393万円
5〜10年
438万円
10年以上
490万円

雇用形態別の年収推定

正社員 428万円パート・アルバイト 180万円フリーランス・自営 449万円契約社員・派遣社員 334万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年382万円———
2022年391万円———
2023年397万円—2.79倍23.6万円
2024年407万円—2.72倍24.3万円
2025年428万円—2.65倍25.2万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

保育士の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在428万円 → 3年後 474万円 → 5年後 508万円 → 10年後 603万円(10年後の予想レンジ 519〜700万円)。年率の伸びは+3.5%と見ています。

428万円
現在
2026年
474万円
3年後
2029年
438〜516万円
508万円
5年後
2031年
458〜566万円
603万円
10年後
2036年
519〜700万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.72%求人賃金の勢い +0.67%AIの影響 +0.32%合計 +3.5%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

保育士の将来性スコア

64/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で77位
AI耐性
93点
参入障壁
43点
年収水準
28点
求人需要
84点
賃金の勢い
67点
人手不足(平均年齢)
16点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

保育士のAI代替リスク

7%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中10位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

保育士の求人需要

有効求人倍率
2.65倍
全職業で82位
求人需要
非常に高い
80/100
求人賃金(月額)
25.2万円
前年度比 +0.9万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
40.3歳
労働時間
163時間/月
5年後の求人数
+18.6%
推定
10年後の求人数
+33.6%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

保育士に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.3
説明力
3.9
指導
3.8
他者の反応の理解
3.7
文章力
3.5
他者との調整
3.2
対人援助サービス
3.2
読解力
3.2

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

教育訓練
2.6
心理学
2.4
社会学
1.9
芸術
1.8
セラピーとカウンセリング
1.8
顧客サービス・対人サービス
1.8
コミュニケーションとメディア
1.7
事務処理
1.7

仕事の中身(よく行う活動)

上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る人間関係を構築し、維持する仕事を整理、計画する、優先順序を決める他者に対する支援とケアを行う全身を使って身体的な活動を行うスケジュールを作成するチームを構築する情報の整理と検知を行う

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

保育士になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

保育士として働くには、保育士資格を取得することが必要である。資格取得に当たっては、養成課程のある学校や施設を卒業する、あるいは保育士試験に合格する方法がある。
 養成課程の多くは、大学や短大、又は専門学校の中に2年以上の課程として設けられており、通信教育や夜間教育を行っているところもある。
 保育士試験は各都道府県で年2回実施されており、短大・専門学校卒業者(大学に2年以上在籍して教養課程を修了した者を含む)や、児童福祉施設において5年以上(高校卒業者は2年以上)児童の保護に従事した者などが受験できる。また通常の試験とは別に「地域限定保育士試験」が実施されることもある。
 なお、保育士資格の保有者は、児童館などの児童厚生員、児童自立支援施設の児童生活支援員にも就くことができる。
 保育士は多くの子どもと接するので、一定の体力が必要である。子どもが好きで、理解と愛情を持ち、責任感があることが求められる。子どもに何かあれば、いち早く対応できるよう、応急処置などの知識やスキルも必要である。また、幼い子どもは意思表示がまだ十分にできないことが多く、同時に複数の子どもの相手をする場合もあるので、根気強くそれぞれの話を聞いたり行動を待ったりする忍耐力も必要となる。他の保育士等と協働して仕事を進めることが多いので、コミュニケーション能力も求められる。

保育士のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「保育士」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「16 社会福祉専門職業従事者」)(e-Stat、2026/10/31取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。