学童保育指導員
別名:放課後児童クラブ支援員、放課後児童支援員
保護者が就労などで日中家庭にいない小学生を対象に、放課後や土曜日、春・夏・冬休みなどに学童保育施設(放課後児童クラブ)で、遊びや生活の場を提供する。
仕事内容
子どもが自ら進んで通い続けられるよう出欠席と心身の状態を把握する。その上で、子ども自身が学童保育施設で主体的に過ごし、日常生活に必要となる基本的な生活習慣を習得し、発達段階に応じた主体的な遊びや生活ができ、自分の気持ちや意見を表現できるように適切な援助を行う。また、子どもにとって放課後の時間帯に栄養面や活力面から必要とされるおやつの提供、安全に安心して過ごすことができる環境整備、緊急時に子ども自らが適切な対応ができるような援助も行う。更に、子どもの様子を日常的に保護者に伝え、家庭と連携することも重要な職務である。その他、学校、地域関係者との連携も行う。
具体的な1日の仕事の流れは次のとおりである。午前中には施設の維持管理と受け入れ態勢など環境の整備、おやつの準備、保育日誌・業務日誌・出勤簿の記入などを行う。昼には学校休業日の昼食の準備及び受け入れの準備をし、子どもを出迎える。その後、それぞれの宿題を見たり、おやつの提供、遊びなどをして、夕方に保護者の出迎えがある場合は、保護者に一日の子どもの様子を伝える。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
パソコン、事務処理ソフト(文書作成等)
主なタスク
- 子どもたちの出欠確認、子どもの状況の確認をする。(実施率 1%)
- 子供がケガをしないかなど、安全を見守る。(実施率 1%)
- 指導員間で子どもについての情報共有、保育内容等について打合せをする。(実施率 1%)
- 緊急時に保護者と連絡をとり対応を検討したり、報告を行う。(実施率 1%)
- 障害をもつ子どもの付き添いや見守り、介助をする。(実施率 1%)
- 子どもたちと遊びや活動ができる環境を整え、必要な援助をする。(実施率 1%)
- 緊急時に学校等関係機関と連携し必要な対応を行う。(実施率 1%)
- 手洗いや消毒などの感染症対策を実施し、子どもにも指導する。(実施率 1%)
- 保育内容の記録、子どもの出欠管理簿の記入等必要な事務を行う。(実施率 1%)
- 子どもの話を聞いたり、子どもだち同士のコミュニケーションを促進する。(実施率 1%)
- 学童保育施設のガス栓、電気器具の確認を行い、戸締まりをする。(実施率 1%)
- 学童保育施設の設備等について故障、破損がないか点検し必要な対応をとる。(実施率 1%)
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
就業者は正規職員が約34%、アルバイト・パートタイマーが約66%と正規職員の割合は3分の1程度となっている。
学童保育指導員の年収
学童保育指導員の平均年収は403万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他のサービス職業従事者」・全国)。中央値の目安は374万円、年収レンジは290〜657万円、上位10%は572万円です。
あなたの年収は、同じ年代の学童保育指導員の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
学童保育指導員の時給1,928円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.6倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(43.4歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 386万円 | — | — | — |
| 2022年 | 382万円 | — | — | — |
| 2023年 | 394万円 | — | 1.72倍 | 22万円 |
| 2024年 | 396万円 | — | 1.71倍 | 22.7万円 |
| 2025年 | 403万円 | — | 1.63倍 | 23.6万円 |
学童保育指導員の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在403万円 → 3年後 441万円 → 5年後 469万円 → 10年後 545万円(10年後の予想レンジ 469〜633万円)。年率の伸びは+3.1%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
学童保育指導員の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
学童保育指導員のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
学童保育指導員の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:保育スタッフ・ベビーシッターの年収・将来性
学童保育指導員に当たるアメリカの職業「保育スタッフ・ベビーシッター」(米国の職業分類 39-9011)の年収の中央値は約550万円($34,980・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収403万円の1.4倍です。
| 日本:学童保育指導員 | アメリカ:保育スタッフ・ベビーシッター | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 403万円 | 550万円 $34,980 |
| 上位10% | 572万円 | 724万円 $46,010 |
| 10年後の予想年収 | 545万円 | 736万円 $46,800 |
| 将来性スコア | 57 | 48 |
| AI代替リスク | 9% 非常に低い | 16% 非常に低い |
| 求人需要 | 求人倍率 1.63倍 | 雇用の増減予測 −2.0% 2025–35・BLS |
| 就業者数 | — | 51.9万人 |
| 時給(平均) | 1,928円 最低賃金の1.6倍 | 2,516円 $16.00 連邦最低賃金の2.2倍 |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
| 入職に必要な学歴(米国) | — | 高卒 |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:サービス・販売職の平均月収を国別に比べる
学童保育指導員は国際標準職業分類で「サービス・販売職」に入ります。133か国・地域のサービス・販売職の平均月収を円に直すと、日本は月28.5万円で28位、1位はルクセンブルクの月82.4万円です。アメリカは月58.2万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は24位です。
「サービス・販売職」全体の平均で、学童保育指導員だけの値ではありません(販売店員、介護職員、調理人・接客、理容・美容師、警備員・警察官・消防官など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.5万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。サービス・販売職の世界ランキングを全部見る →
学童保育指導員に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
仕事の中身(よく行う活動)
必要資格
job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
学童保育指導員になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
放課後児童支援員の任用資格の要件は、保育士・社会福祉士・教員免許などの有資格者、大学で社会福祉学等の一定の課程を履修した者のほか、5年以上(高卒以上相当の学歴の者は2年以上)の関連する実務経験があり市町村長が適当と認めた者なども含まれているため、入職後に取得を目指すことも可能である。
要件を満たしている者は都道府県が実施する16科目24時間の「放課後児童支援員認定資格研修」を受講、修了することで資格を取得できる。その際、保育士など特定の資格保持者は一部の研修が免除となる。
なお、学童保育の事業者に対して放課後児童支援員の資格保持者の人員配置を「2名以上」と義務付ける全国統一基準が示されていたが、人材確保が難しいとの意見を受け、2020年度以降は市町村に人員配置規定の取り扱いが委ねられることとなっている。
学童保育指導員は子どもの生活と直接的にかかわるため、仕事の遂行にあたって人権やプライバシーの尊重、児童・保護者との信頼関係の構築、保育関連の専門性が求められる。また、業務遂行にあたって同僚とのチームワーク、必要に応じ学校、地域の関係者との連携が重要であり協調性やコミュニケーション力も必要である。更に最近では、外国籍の子どもや保護者が増えていることから、外国語の日常的な会話能力が求められるケースもある。
学童保育指導員のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。