学童保育指導員

福祉 職業分類:05_030-01 信頼度 ★★★★★

別名:放課後児童クラブ支援員、放課後児童支援員

保護者が就労などで日中家庭にいない小学生を対象に、放課後や土曜日、春・夏・冬休みなどに学童保育施設(放課後児童クラブ)で、遊びや生活の場を提供する。

平均年収
403万円
レンジ 290〜657万円
最高年収の目安
657万円
上位10% 572万円
5年後の予想年収
469万円推定
2031年
10年後の予想年収
545万円推定
469〜633万円
将来性
57/100
★★★☆☆ ふつう
AI代替リスク
9%
非常に低い
求人需要
ふつう
有効求人倍率 1.63倍

仕事内容

保護者が就労などによって日中、家庭にいない小学生を対象に放課後や土曜日、春・夏・冬休みなどに学童保育(放課後児童クラブ)施設(学校の余裕教室、児童館、公民館などに設置)で、遊びや生活の場を提供し、子どもに適切な援助を行う。任用資格を満たしている場合の名称は、「放課後児童支援員」である。
 子どもが自ら進んで通い続けられるよう出欠席と心身の状態を把握する。その上で、子ども自身が学童保育施設で主体的に過ごし、日常生活に必要となる基本的な生活習慣を習得し、発達段階に応じた主体的な遊びや生活ができ、自分の気持ちや意見を表現できるように適切な援助を行う。また、子どもにとって放課後の時間帯に栄養面や活力面から必要とされるおやつの提供、安全に安心して過ごすことができる環境整備、緊急時に子ども自らが適切な対応ができるような援助も行う。更に、子どもの様子を日常的に保護者に伝え、家庭と連携することも重要な職務である。その他、学校、地域関係者との連携も行う。
 具体的な1日の仕事の流れは次のとおりである。午前中には施設の維持管理と受け入れ態勢など環境の整備、おやつの準備、保育日誌・業務日誌・出勤簿の記入などを行う。昼には学校休業日の昼食の準備及び受け入れの準備をし、子どもを出迎える。その後、それぞれの宿題を見たり、おやつの提供、遊びなどをして、夕方に保護者の出迎えがある場合は、保護者に一日の子どもの様子を伝える。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等
 パソコン、事務処理ソフト(文書作成等)

主なタスク

雇用形態(働いている人の割合)

労働条件の特徴

平日の勤務時間は3時間以上6時間未満というケースが多いが、土曜日や学校休業日などで一日保育が必要となる場合には8時間以上となることもある。また、勤務形態としては、朝から夕方までの通常勤務と交代制勤務がある。勤務場所は全国各地に所在する学童保育施設(「放課後児童クラブ」と呼ばれることもある。)となるが、子どもの受入れ人数は10人から40人を超える施設まで各地域によって違いがある。更にクラブの運営主体も公立・公営、社会福祉協議会、地域運営委員会はじめNPO法人や民間企業、その他法人、保護者会など様々である。休日に関しては、施設の運営形態による。
 就業者は正規職員が約34%、アルバイト・パートタイマーが約66%と正規職員の割合は3分の1程度となっている。

学童保育指導員の年収

学童保育指導員の平均年収は403万円(令和7年賃金構造基本統計調査「その他のサービス職業従事者」・全国)。中央値の目安は374万円、年収レンジは290〜657万円、上位10%は572万円です。

平均年収
403万円
中央値(目安)
374万円
最低年収の目安
290万円
未経験・20代前半
上位10%
572万円
最高年収の目安
657万円
トップ層
時給(一般労働者)
1,928円
短時間労働者 1,355円
最低賃金との比
1.6倍
全国加重平均 1,177円(2026年度)
求人賃金(月額)
23.6万円
前年度比 +0.9万円

あなたの年収は、同じ年代の学童保育指導員の中で上位何%?

歳 万円

入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。

学童保育指導員の時給1,928円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の1.6倍です。都道府県別の最低賃金 →

年代別の年収推定

20代
311万円
30代
363万円
40代
407万円
50代
446万円

平均年収と平均年齢(43.4歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。

経験年数別の年収推定

未経験
306万円
1〜3年
338万円
3〜5年
370万円
5〜10年
412万円
10年以上
461万円

雇用形態別の年収推定

正社員 403万円パート・アルバイト 169万円フリーランス・自営 423万円契約社員・派遣社員 314万円

年収の推移(統計の年ごと)

調査年年収就業者数有効求人倍率求人賃金(月額)
2021年386万円———
2022年382万円———
2023年394万円—1.72倍22万円
2024年396万円—1.71倍22.7万円
2025年403万円—1.63倍23.6万円

平均年収・中央値・上位10%の見かた →

学童保育指導員の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定

現在403万円 → 3年後 441万円 → 5年後 469万円 → 10年後 545万円(10年後の予想レンジ 469〜633万円)。年率の伸びは+3.1%と見ています。

403万円
現在
2026年
441万円
3年後
2029年
407〜480万円
469万円
5年後
2031年
422〜522万円
545万円
10年後
2036年
469〜633万円

年率の伸びの内訳

賃金の基本の伸び +1.8%求人需要(人手不足) +0.21%求人賃金の勢い +0.76%AIの影響 +0.31%合計 +3.1%/年

将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →

学童保育指導員の将来性スコア

57/100
★★★☆☆
ふつう・全職業で150位
AI耐性
91点
参入障壁
18点
年収水準
22点
求人需要
50点
賃金の勢い
80点
人手不足(平均年齢)
52点

各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。

学童保育指導員のAI代替リスク

9%
非常に低い
AIに奪われにくい順で全職業中21位
非常に低い低い中程度高い非常に高い

AIによる仕事内容の変化

解説は準備中です。

AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →

学童保育指導員の求人需要

有効求人倍率
1.63倍
全職業で266位
求人需要
ふつう
57/100
求人賃金(月額)
23.6万円
前年度比 +0.9万円
就業者数
—
国勢調査
平均年齢
43.4歳
労働時間
163時間/月
5年後の求人数
+14.5%
推定
10年後の求人数
+26.0%
推定

有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。

アメリカでは:保育スタッフ・ベビーシッターの年収・将来性

学童保育指導員に当たるアメリカの職業「保育スタッフ・ベビーシッター」(米国の職業分類 39-9011)の年収の中央値は約550万円($34,980・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収403万円の1.4倍です。

日本:学童保育指導員アメリカ:保育スタッフ・ベビーシッター
年収(日本=平均・米国=中央値)403万円550万円
$34,980
上位10%572万円724万円
$46,010
10年後の予想年収545万円736万円
$46,800
将来性スコア5748
AI代替リスク9% 非常に低い16% 非常に低い
求人需要求人倍率 1.63倍雇用の増減予測 −2.0%
2025–35・BLS
就業者数—51.9万人
時給(平均)1,928円
最低賃金の1.6倍
2,516円
$16.00
連邦最低賃金の2.2倍
最低賃金1,177円
全国加重平均・2026年度
1,140円
連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり
入職に必要な学歴(米国)—高卒

米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→

世界では:サービス・販売職の平均月収を国別に比べる

学童保育指導員は国際標準職業分類で「サービス・販売職」に入ります。133か国・地域のサービス・販売職の平均月収を円に直すと、日本は月28.5万円で28位、1位はルクセンブルクの月82.4万円です。アメリカは月58.2万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は24位です。

1. ルクセンブルク
82.4万円
2. ベルギー
79.5万円
3. デンマーク
73.2万円
4. スイス
71.2万円
5. アイスランド
65.8万円
8. ノルウェー
61.8万円
10. アメリカ
58.2万円
12. フランス
52.1万円
14. ドイツ
45.9万円
18. イギリス
40.4万円
21. 韓国
33.9万円
28. 日本
28.5万円

「サービス・販売職」全体の平均で、学童保育指導員だけの値ではありません(販売店員、介護職員、調理人・接客、理容・美容師、警備員・警察官・消防官など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は32.5万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。サービス・販売職の世界ランキングを全部見る →

学童保育指導員に必要なスキル・資格

必要スキル

傾聴力
4.9
説明力
4.1
他者の反応の理解
4.1
指導
4.0
対人援助サービス
3.9
文章力
3.7
他者との調整
3.7
説得
3.6

job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。

必要な知識

心理学
2.2
教育訓練
1.9
社会学
1.6
事務処理
1.5
顧客サービス・対人サービス
1.5
セラピーとカウンセリング
1.4
公衆安全・危機管理
1.2
日本語の語彙・文法
1.1

仕事の中身(よく行う活動)

人間関係を構築し、維持する上司、同僚、部下とコミュニケーションを取る他者に対する支援とケアを行う仕事を整理、計画する、優先順序を決める対立を解消させる、他者と交渉するチームを構築する仕事に関連する知識を更新し、活用するメンバーの仕事量や活動内容を調整する

必要資格

job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。

学歴(働いている人の割合)

入職前の訓練期間

入職前の実務経験

なる難しさ:★★☆☆☆ やや易しい(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)

学童保育指導員になるには(未経験からの方法)

就くには(job tag)

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが任用資格として都道府県の認定する「放課後児童支援員」があり、おおむね児童40人につき2名以上の同認定者を配置することが定められている。
 放課後児童支援員の任用資格の要件は、保育士・社会福祉士・教員免許などの有資格者、大学で社会福祉学等の一定の課程を履修した者のほか、5年以上(高卒以上相当の学歴の者は2年以上)の関連する実務経験があり市町村長が適当と認めた者なども含まれているため、入職後に取得を目指すことも可能である。
 要件を満たしている者は都道府県が実施する16科目24時間の「放課後児童支援員認定資格研修」を受講、修了することで資格を取得できる。その際、保育士など特定の資格保持者は一部の研修が免除となる。
 なお、学童保育の事業者に対して放課後児童支援員の資格保持者の人員配置を「2名以上」と義務付ける全国統一基準が示されていたが、人材確保が難しいとの意見を受け、2020年度以降は市町村に人員配置規定の取り扱いが委ねられることとなっている。
 学童保育指導員は子どもの生活と直接的にかかわるため、仕事の遂行にあたって人権やプライバシーの尊重、児童・保護者との信頼関係の構築、保育関連の専門性が求められる。また、業務遂行にあたって同僚とのチームワーク、必要に応じ学校、地域の関係者との連携が重要であり協調性やコミュニケーション力も必要である。更に最近では、外国籍の子どもや保護者が増えていることから、外国語の日常的な会話能力が求められるケースもある。

学童保育指導員のキャリアルートと年収アップ方法

解説は準備中です。

年収・就業者数・労働時間・年齢・有効求人倍率は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)に載っている公的統計(賃金構造基本統計調査・国勢調査・職業安定業務統計)の全国の値で、その職業が属する職業分類の統計です。将来予想年収・将来性スコア・AI代替リスクは仕事ずかんの予測モデルによる推定値で、保証するものではありません。 掲載内容の訂正のご依頼は、お問い合わせの「掲載内容の訂正の依頼」からご連絡ください。 データの見かた
出典:令和7年賃金構造基本統計調査「その他のサービス職業従事者」、2025年度 職業安定業務統計(職業中分類「42 その他のサービス職業従事者」)(e-Stat、2026/11/01取得。統計の分類は job tag「職業分類対応表」による)、職業情報データベース(JILPT)・直近更新 2018。将来予想・スコア・年収レンジは仕事ずかんの推定。