生産・工程管理事務
別名:工程管理事務員、生産管理事務員、製品原価管理事務員
生産・工程管理をする上で生じるデータ入力や書類作成など事務作業を行う。
仕事内容
業務は生産管理と工程管理があり、製品の企画・調達・出荷に関する事務と、生産計画に基づいて各工程が予定通りに進んでいるかチェックする事務がある。
生産管理の仕事には材料や部品、外注品の発注と受け入れ業務、外注品の納期の管理等があり、窓口業務の一環として、仕入れ品の価格交渉を行う場合もある。
仕事の流れをみると、生産工程の進捗を掌握、出荷データなどグループ内での情報共有を図る。週・月単位で業務の進捗をチェックし、オーダーに基づいた生産計画を立て、部品発注、納期管理の徹底を進める。生産・工程管理責任者に業務状況を報告、責任者からの指示を生産工程現場に伝える。品質や納期短縮に関してイレギュラーな問題が生じた際には、関連の担当者に情報提供し、必要な対応をはかる。来客対応や電話対応なども行う。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、パソコン
主なタスク
- 生産品の品質管理をする。(実施率 1%)
- 品質納期変更要望などイレギュラー事案への対応をする。(実施率 1%)
- 工場の安全管理をする。(実施率 1%)
- 製品生産工程の進捗状況をチェックする。(実施率 1%)
- 生産状況の管理をする。(実施率 1%)
- 生産工程管理責任者の指示を作業現場へ伝達をする。(実施率 1%)
- 原価管理をする。(実施率 1%)
- 顧客の要望に応じた生産計画の立案をする。(実施率 1%)
- 社内の製造部門と各種調整をする。(実施率 1%)
- 製造仕様書の書類を作成する。(実施率 1%)
- 部品を発注し、納入を確認する。(実施率 1%)
- 材料や外注品の発注をし、納入業務を行う。(実施率 1%)
雇用形態(働いている人の割合)
労働条件の特徴
年齢層が幅広く、女性比率も増えてきている。就業形態は正社員、契約社員、パート等がある。
賃金・労働時間等労働条件は勤務先の規定による。正社員は月給制が基本であるが、パート等は時給制が多い。不測の事態が発生した時には残業が生じることもある。また、月初め等の生産計画策定期間には残業は多くなりがちである。休日は、多くの企業で土日完全週休2日制が採られているが、365日・24時間稼働工場では3交替制などローテーションでの休日を2日取得するというケースもある。
業務のデジタル化が進む中で、生産・工程管理事務の現場にも新たな変化が現れている。
生産・工程管理事務の年収
生産・工程管理事務の平均年収は544万円(令和7年賃金構造基本統計調査「生産関連事務従事者」・全国)。中央値の目安は506万円、年収レンジは372〜930万円、上位10%は801万円です。
あなたの年収は、同じ年代の生産・工程管理事務の中で上位何%?
入れた年齢・年収は送信・保存しません(この画面の中だけで計算)。同年代の分布は、この職業の年収の分布と年代別の年収(賃金構造基本統計調査の年齢による差から推計)から出しています。
生産・工程管理事務の時給2,618円は、最低賃金(全国加重平均1,177円・2026年度)の2.2倍です。都道府県別の最低賃金 →
年代別の年収推定
平均年収と平均年齢(45.7歳)から、賃金構造基本統計調査の年齢階級別賃金の形に合わせて推計。
経験年数別の年収推定
雇用形態別の年収推定
年収の推移(統計の年ごと)
| 調査年 | 年収 | 就業者数 | 有効求人倍率 | 求人賃金(月額) |
|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 467万円 | — | — | — |
| 2022年 | 480万円 | — | — | — |
| 2023年 | 497万円 | — | 1.59倍 | 23.1万円 |
| 2024年 | 521万円 | — | 1.48倍 | 23.8万円 |
| 2025年 | 544万円 | — | 1.36倍 | 24.5万円 |
生産・工程管理事務の将来予想年収(3年後・5年後・10年後)推定
現在544万円 → 3年後 569万円 → 5年後 587万円 → 10年後 635万円(10年後の予想レンジ 546〜737万円)。年率の伸びは+1.6%と見ています。
年率の伸びの内訳
将来予想年収 = 現在の年収 ×(1+年率の伸び)^年数。年率の伸びは、賃金の基本の伸び率に、有効求人倍率・求人賃金の前年差・AI代替リスクを足し引きして職業ごとに決めています。予測は保証ではありません。計算のしかた →
生産・工程管理事務の将来性スコア
各要素は全職業の中での順位(0〜100)。配点:求人需要25・賃金の勢い15・年収水準15・AI耐性25・人手不足10・参入障壁10。
生産・工程管理事務のAI代替リスク
AIによる仕事内容の変化
解説は準備中です。
AI代替リスクは、job tag の調査データ(仕事の性質・仕事の内容・スキル・知識)から、AI・ソフトウェアに置き換わりやすい要素と置き換わりにくい要素を比べて、全職業の中での相対的な位置を 0〜100% にした推定値です。考えかた →
生産・工程管理事務の求人需要
有効求人倍率が1倍を超えると、求職者より求人の方が多い(人手不足)状態です。求人数の予測は、求人倍率・求人賃金の勢い・AI代替リスクからの推定です。
アメリカでは:生産計画・工程管理の事務の年収・将来性
生産・工程管理事務に当たるアメリカの職業「生産計画・工程管理の事務」(米国の職業分類 43-5061)の年収の中央値は約938万円($59,650・1ドル157.25円で換算)。日本の平均年収544万円の1.7倍です。
| 日本:生産・工程管理事務 | アメリカ:生産計画・工程管理の事務 | |
|---|---|---|
| 年収(日本=平均・米国=中央値) | 544万円 | 938万円 $59,650 |
| 上位10% | 801万円 | 1,352万円 $86,000 |
| 10年後の予想年収 | 635万円 | 1,159万円 $73,700 |
| 将来性スコア | 45 | 34 |
| AI代替リスク | 74% 高い | 70% 高い |
| 求人需要 | 求人倍率 1.36倍 | 雇用の増減予測 −1.3% 2025–35・BLS |
| 就業者数 | — | 39.0万人 |
| 時給(平均) | 2,618円 最低賃金の2.2倍 | 4,560円 $29.00 連邦最低賃金の4.0倍 |
| 最低賃金 | 1,177円 全国加重平均・2026年度 | 1,140円 連邦 $7.25。州ごとにもっと高い額あり |
| 入職に必要な学歴(米国) | — | 高卒 |
米国のデータは BLS(労働統計局)の OEWS と雇用予測、O*NET。米国の金額は1ドル157.25円で円に換算(為替は毎日更新)。日本は平均値・米国は中央値で、調査の職業の範囲も違うため、目安として見てください。アメリカの職業のくわしいデータ(英語)→
世界では:事務職の平均月収を国別に比べる
生産・工程管理事務は国際標準職業分類で「事務職」に入ります。133か国・地域の事務職の平均月収を円に直すと、日本は月36万円で26位、1位はルクセンブルクの月129万円です。アメリカは月70.6万円で日本の2.0倍。物価の違いをならした購買力平価では、日本は21位です。
「事務職」全体の平均で、生産・工程管理事務だけの値ではありません(一般事務・経理事務・営業事務、受付、データ入力、窓口など。)。日本は賃金構造基本統計調査のきまって支給する現金給与額(賞与を含まない月の額。賞与込みの月平均は45.1万円)、ほかの国は ILO の統計(各国の最新年)を今日の為替で円に換算。事務職の世界ランキングを全部見る →
生産・工程管理事務に必要なスキル・資格
必要スキル
job tag のスキルのレベル(就業者の調査)。
必要な知識
仕事の中身(よく行う活動)
必要資格
job tag の「関連資格」。必須の資格か推奨の資格かは「就くには」の文で確かめてください。
学歴(働いている人の割合)
入職前の訓練期間
入職前の実務経験
なる難しさ:★★★☆☆ ふつう(学歴・訓練期間・実務経験・資格から)
生産・工程管理事務になるには(未経験からの方法)
就くには(job tag)
関連資格として、中央職業能力開発協会の「ビジネスキャリア検定試験(生産管理)」がある。
一般的な事務処理スキルのほか、社内や取引先とのスムーズな調整を行うための協調性やコミュニケーション力が必要とされる。データから生産工程の状況を正確に把握できる分析力も必要である。
生産・工程管理事務のキャリアルートと年収アップ方法
解説は準備中です。